
水を電気分解すると、-極からは水素ガスが発生し、+極からは酸素ガスが発生します。
水素は水に溶けると電子を失って、+の電荷を持った陽イオン(H+)になります。
水は通常H2O→H++OH-に解離しますから、電気分解するとH+が-極に集まり、そこで水素ガス(H2)が発生すると、私たちは習ってきました。
大学で分子物理学を専攻した人は、水素イオンは陽子の周りに電子をもたないH+であると頑なに信じていますから、水素原子の外軌道に2個の電子をもったマイナス水素イオン(Hー)が存在しうるなどということは夢にも思いません。
マイナス水素イオンの存在を証明するために、及川博士は特殊な素性をもった多孔質の燃結磁化セラミックボールをつくりました。
直径1センチメートルほどのこのセラミックボールは、N極とS極の間に20ミリボルトほどの電位差をもっています。
このボールを水に入れると、ボールの陽極から気泡が発生します。
ボールのもつ電気が多孔質のボール内に侵入した水を電気分解し、水素ガスを発生させたのです。
通常、水は電気分解すると、プラス極からは酸素が、マイナス極からは水素が発生しますが、及川博士の開発したボールからは水素だけが、それも逆のプラス極から発生するのです。
これがマイナス水素イオンの存在を証明していると、岩波の『理科学辞典』にも書いてあります。
1.水素原子は、水に接すると電子を失い、イオン化するとH+になる。
2.水素原子に、もう1個電子が付加され、2個の電子をもつとH-になる。
3.マイナス水素イオン(H-)は通常の水素原子(H)より強い還元力をもつ。
物質は、大気中では、高温でプラズマ状態になるか光吸収や電子衝撃がないとイオン化することはありません。
しかし、水に溶けると簡単にイオン化します。
イオンとは、原子核の外軌道の電子を1個または数個失って+イオンになるか、逆に過剰に電子を得て生ずるもので、+から-の電荷をもつ原子のことです。
すべての物質(原子)は、水に接するとき電子を1個失って陽イオンになろうとする傾向があります。
これをイオン化傾向といいます。
イオン化傾向の大きい金属ほど酸化されやすいのです。
水素は、水に接すると、軌道にある電子を1個失ってプラス水素イオン(H+)になります。
逆に、水素原子にもう1個電子が付加されると、軌道に2個の電子をもったマイナス水素イオン(H-)になるはずです。
電子を2個もっていますから、普通の水素イオンよりも強い還元力をもっているということになります。

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